ヨガにレベルはないですが、練習が的確に行われていればやれることはどんどん増えていきます。私はヨガを初めて20年以上経つのですが、自分のヨガが出来るようになったのは最近です。それまではヨガがエクササイズなのかスピリチュアルなのか、自分が何をしてきて何を伝えているのか全く分かっていなくて、その迷いや曖昧さを神秘性という言葉で片付けようともしていました。
今は5日でインストラクターの資格が取れる時代です(これが何を意味しているのか分かりますか?)。でも、ヨガは身体の使い方、力の使い方をやっています(その中に調身、調息、調心、調和=リラクゼーションがあります。それらが可能になるとき、段階ごとではなく全て同時です)。
例えば「バランス」という言葉はヨガではよく聞く言葉ですが、外側で形を作ることがバランスではありません。これは"中"のことです。中のことが外の形として表れたものが"ポーズ"です。そして、インストラクターが本当に伝えるべきことはこのような"知識"ではなく、「それを可能にする実際の身体の使い方」です。
現在数名のインストラクターの方が個別でレッスンを受けてくださっていますが、私と同じように、迷って、もがいていたのは、ヨガが単なるエクササイズではないからです。知識だけを詰め込んだだけでは、ヨガを伝えていけないからです。
私たちは形を学んでいるわけではありません。ヨガのポーズ、その動きが生きたものになるとき、それはヨガが自分のものになったときだと思います(なぜならそれは自然を極めた身体の使い方によるものだからです)。最初は真似であっても、最終的には全て自分の中にあることに気づきます。何となくではなく、そのときははっきりと分かります。
そして、それが揺るぎないものとなり(何を信じるとか信じないとか、自信があるとかないということ自体が、なくなるからです)、自分のヨガを思いきり伝えることが出来るようになるのだと思います。
いつもありがとうございます!今後もYin Yogaをそれぞれのヨガに役立てていってくださいね!